「登録販売者試験に合格するのにどのくらい勉強が必要?」
「理系苦手でも取得できるの?」
こんな風に感じていませんか?
こんにちは!
現在ドラッグストアで店長兼管理薬剤師をやっています。
現場経験も約30年ですので業界に詳しい方だと思います。
Beken(beken77116525)といいます。
この解説を読んで得られるメリットは…
「そもそも登録販売者試験の資格できることが分かる」
「登録販売者試験がどんな内容かわかる」
「登録販売者試験の勉強方法がわかる」
それでは解説していきます!
[登録販売者」の資格は「医薬品」の販売に必須な資格です。
「就職」「転職」にも有利に働きます。
試験に取組めば比較的習しやすい資格です。
受験資格もないため誰もがチェレンジ可能です。
ひとの健康にかかわる「やりがい」のあるしごとです。
一方、現場では一人で相談・接客にあたる場面が多く「責任」の重いことも事実です。
ここでは「登録販売者」の資格を生かして働くかたを想定しています。
そもそも「登録販売者」とは?
「登録販売者」は市販薬のうち「第2類医薬品」「第3類医薬品」の販売に携わるための公的資格です。
市販薬とは
「市販薬」とは「薬局」「薬店」で処方箋無しで購入できる「医薬品」のことです。
「医薬品」のうち「調剤医薬品」と区別するための呼び方が「市販薬」で「OTC医薬品」と同じ意味です。
医薬品のリスク分類とは
「市販薬」はさらに「要指導医薬品」と「一般医薬品」に分類されます。
「一般医薬品」を副作用の発生リスクの高いものから「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」と分類します。
「登録販売者試験」の内容

文系でも大丈夫?
「医薬品」に携iわる資格なので「計算」や「医薬品の構造式」を想像しますよね?
安心して下さい「出題されません」。
全問マークシート方式なので難しい漢字が書ける必要もありません。
たたし「医薬品」の名称に関してはたくさん覚える必要があってカタカナ表記が多いので世界史の勉強に近いかも知れません。
資格取得に必要な時間は?
当然ながら個々のスキルや試験慣れしているかによって習得に必要な時間は異なります。
それでは参考にならないので、おすすめな判断方法は資格習得後の「資格使用の有無」です。
単に資格の習得が目的であれば最短100時間程度で取得できるかも知れません。
ただし資格を生かして働きたいのなら300~400時間しっかりと取組むことがおすすめです。
なぜなら、現場に長くいる中で出会ったほとんどの「登録販売者」は「もっと勉強しておけば良かった」だからです。
難易度
実は「登録販売者試験」は地区によって異なります。
現在「登録販売者試験」は10の地区に分けて実施されています。
試験範囲や試験時間は同じですが「試験日程」や「試験内容」まで異なります。
通常であれば日程の異なる他の地区を受験が可能ですが現在は新型コロナウイルスの影響により居住地域以外での受験が不可となっています。
過去問題には必ず目を通し「難易度」や「傾向」をしっかりつかみましょう。
勉強方法
試験範囲の確認
登録販売者試験の試験は厚生労働省が作成する「試験問題作成に関する手引き」から出題されます。
参考書のみでなく必ず目を通して確認しましょう。
足きり条件
「登録販売者試験」には「足きり条件」が存在します。
まず全体の7割以上の正解が必用です。
つぎに各科目ごとにも「足きり条件」があります。
試験後の発表となりますが目安で3.5割以上です。
山をかけたり、苦手科目を捨てたりはできませんので要注意。
つまずきポイントを確認しよう!
・自律神経
・漢方・生薬
この3点でつまずく人が多いようです。
3章は医薬品名など覚えることが多いですが他の章と比較して倍の出題数ですのでしっかりと取組む必要があります。
最近の傾向として、合格率の低いエリアでは漢方・生薬の出題が増加傾向にあります。
ご自身が受験されるエリアの過去問を必ず確認してください。
テキスト選び
「試験問題作成に関す手引き」をプリントアウトしてそのままテキストにすることも可能ですが白黒印刷で要点が分かりにくいので参考書と過去問1冊ずつの準備をおすすめします。
参考書の内容に大きな差は無いので薄すぎないものであれば自分が見やすいと感じるものを選べ問題ありません。
ただし法改正等で試験範囲が変更になることがあるため、中古に手を出さないことが重要です。
また、実際の出題傾向を知るために、過去問の問題集も1冊用意しましょう。
別のページに「おすすめの参考書」をまとめてあります。
力を借りる
「登録販売者試験」は真剣に勉強しても受からないほどの難易度ではありません。
それが油断の素となります。
携帯動画の活用
・車通勤の方でも通勤途中に聞き流しができる。
・自宅での勉強にはイヤホンで外部の音が遮断できる。
・最も誘惑の多いスマホを使ってしまうので勉強に集中できる。
通信教育
スケジュール管理が苦手な人も少なくありません。
何も自力で頑張るだけが能ではありません。
こてこてですが参考までに…
まとめ
「登録販売者」は医薬品を販売するために欠かせない資格です。
「就職」「転職」に有利になりますが真剣に取組めば取得できる難易度です。
働きながらでもしっかり取り組めば取得可能な資格ですのでおすすめです。
「就職」「転職」に有利になります。
自身や家族の健康管理に役立つ知識が身につきます。
社会人にとって仕事と家庭さらに勉強を兼ねて行うのは難しく感じますがいざやってみると学生の頃のやらされる勉強とは違い「知る」「分かる」って楽しいと実感します。