【登録販売者試験】の難易度を決めるカギは漢方薬・生薬の複合系にあった!

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合格率の高いエリアと低いエリアは

なにが違うのですか?

現場経験約30年、現役薬剤師のbekenといいます。登録販売者試験の合格率に地域差があることは有名なため例年多くの方が掛け持ち受験をされるますが、2020年度に関しては新型コロナウイルスの影響により、お住まいの地域以外での受験が難し状況にあります。つまり、今年受験される方は一本勝負となります。

そこで、合格率にの低いエリアで受験される方へ向けてデータ分析していて、要因として考えられることが2点ありましたので解説していきます。

  1. 漢方薬・生薬系の出題数が多く、新薬との複合問題の出題数が多い。
  2. 3章の時間が午後に割り当てられている。

漢方薬・生薬の出題数と合格率の関係

2019年実施の登録販売者試験で合格率の一番高かった北海道・東北エリア(60.8%)と首都圏エリア(25.7%)の合格率の差は実に2.37倍、2018年の場合も北海道・東北エリア(52.9%)に対して、中国エリア(30.7%)で1.72倍の結果でした。

学校の受験と異なり合格点(70%)と足きり条件(40%程度)が明確ですから、受験者のレベル以外の要因が作用している可能性が高いと言えそうです。

今回は漢方薬・生薬の出題数、特に新薬との複合問題の出題数に注目して、合格率順に表を作成してみました。

2019年 漢方・生薬のみの出題数/複合問題数/合格率

エリア単独複合合計合格率
北海道・東北50560.8%
関西広域連合71858.8%
北陸・東海72947.1%
九州・沖縄741142.0%
中国53838.4%
関東・甲信越641034.4%
四国951431.0%
首都圏7111825.7%

2018年 漢方・生薬のみの出題数/複合問題数/合格率

エリア単独複合合計合格率
北海道・東北71852.9%
九州・沖縄561151.0%
大阪751249.7%
近畿831147.3%
北陸・東海651141.6%
関東・甲信越53837.4%
四国771435.8%
首都圏981735.7%
中国651130.7%

3章の時間割と合格率の関係

登録販売者試験問題がエリアごとに異なりますが、それだけではなく実は時間割も異なります。それでは、時間割と合格率の関係を表でご確認下さい。

2019年 時間割と合格率の関係

エリア午前午後合格率
北海道・東北1章3章2章4章5章60.8%
関西広域連合1章3章2章4章5章58.8%
北陸・東海1章3章2章4章5章47.1%
九州・沖縄1章2章5章3章4章42.0%
中国1章2章4章3章5章38.4%
関東・甲信越4章1章2章3章5章34.4%
四国1章3章2章4章5章31.0%
首都圏1章2章4章3章5章25.7%

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2018年 時間割と合格率の関係

エリア午前午後合格率
北海道・東北1章3章2章4章5章52.9%
九州・沖縄1章2章5章3章5章51.0%
大阪1章3章2章4章5章49.7%
近畿1章3章2章4章5章47.3%
北陸・東海1章3章2章4章5章41.6%
関東・甲信越4章1章2章3章5章37.4%
四国1章3章2章4章5章35.8%
首都圏1章2章4章3章5章35.7%

中国

1章2章4章3章5章30.7%

複合問題の具体例

2019年首都圏で出題された問題の一例ですが下記のように、新薬と漢方・生薬が複合で出題されています。

  • 眠気を促す薬及びその配合成分の記述から正しいものを選ぶ問題の選択肢に、抗ヒスタミン成分、チョウトウコウ、抑肝散が含まれる。
  • 腸の薬及びその配合成分に関する正誤問題で、トリメブチンマレイン酸塩、収れん成分ゴバイシ、ベルベリン塩化物が含まれている。
  • 腸の薬及びその配合成分に関する記述で正しいものを選ぶ問題の選択肢に、ヒマシ油、ケンゴシ、プランタゴ・オバタ、マルツエキスが含まれる。

試験対策

漢方・生薬への対策

漢方・生薬の問題を捨てるかどうかを迷う方は多いですが、難易度の高いエリアで受験される方は、出題数が多いため絶対捨ててはダメです。

  • 首都圏エリアを受験する方は、漢方・生薬を優先で勉強する。
  • 過去問を解く際は、受験するエリアのものも、3年分目を通す。

時間割に対する対策

合格率の低いエリアで、出題数が最も多い3章が午後の時間帯に割り当てられている傾向があります。昼食後の集中の途切れること。3章の難易度が高いときの、4章もしくは5章も難しく感じたりあきらめたりしてしまうことが原因と考えられますので

  • 受験エリアの時間割を必ず確認する
  • 3章が午後の場合は、4章もしくは5章から回答する

まとめ

今回、登録販売者試験の合格率の格差の原因がどこにあるのか?という観点でエリアごとの過去問を見直しながら考えられる違いについてまとめてみました。少しでもお役に立てば幸いです。

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