【登録販売者試験】「抗ヒスタミン成分」現役薬剤師が徹底解説!

registered-seller-antihistamineUncategorized

「登録販売者試験ではじめに理解しておくべきことが知りたい」

「登録販売者試験でつまづきやすいPOINTが知りたい」


「登録販売者試験」を受験者をたくさん見てきました。
試験後よく聞くのが「最初に教えとてよ」です。

はいそれでは最初に教えましょう!



こんにちは!

現在ドラッグストアの店長兼管理薬剤師。
現場経験約30年のBeken(beken77116525)といいます。
業界の情報に詳しい方だと思います。

profile52

この解説を読むメリットは…

「登録販売者試験でつまずきやすいPOINTがわかる」

「抗ヒスタミン成分について理解できる」

「抗ヒスタミン成分」は「自律神経」とあわせてつまずきやすいPOINTです。



それでは解説していきます!


「抗ヒスタミン成分」をはじめに押さえておく理由は…


・「理解が難しいこと」

・「頻出する」

・「副作用が多い」


「抗ヒスタミン成分」は使われる用途が多い成分です。

花粉症で使う「鼻炎の内服薬」「目薬」「点鼻薬」。

それ以外にも「皮膚病薬」などにも使います。



医薬品成分の勉強を始めると「あれ?また出てきた」となります。

例えるなら主人公を知らずにドラマやアニメを見るようなものです。


「抗ヒスタミン成分」最初に理解してしまいましょう!

まずはヒスタミンの働きを知ろう!

「抗ヒスタミン成分」成分を理解するためには「ヒスタミン」を知る必要があります。

「抗ヒスタミン成分」:味方
「ヒスタミン」:敵

まずはこの理解で進めましょう。


※「ヒスタミン」の働きはからだにとって悪いことばかりではありませんが「登録販売者試験」の対策としては理解しやすくなります。


「ヒスタミン」は主に肥満細胞に蓄えられています。

細胞表面の抗体に「ハウスダスト」や「花粉」などが結合すると「ヒスタミン」が放出されます。

「ヒスタミン」は過剰に分泌されて、「ヒスタミンH₁受容体」と結合します。


「ヒスタミンH₁受容体」と結合したとき現れる働きは….

1.炎症を起こす働き

2.血管を拡張する働き

この働きで、気道閉塞きどうへいそく蕁麻疹じんましん、かゆみ、くしゃみなどの症状が発現します。

抗ヒスタミン成分のメカニズム

「ヒスタミン」が「H1受容体」と結合することでアレルギー症状が発現することが分かりました。

では症状を発現させないためには….


「結合させなければ良い!」

結合を邪魔しちゃえというのが「抗ヒスタミン成分」の発想です。



「ヒスタミン」と「H1受容体」との関係は、鍵と鍵穴に例えられます。

鍵が鍵穴に刺さるとからだが反応してアレルギー症状が現れる仕組みです。


様々なアレルギー症状はヒスタミンが放出で現れます。

あらかじめ鍵穴を塞ぎ鍵が掛かるのを「防ぐ」もしくは「妨げる」成分なので「抗」ヒスタミン成分です。

「抗ヒスタミン成分」の働き

「登録販売者試験」で大切なのが「抗ヒスタミン成分」の働きです。

「抗ヒスタミン作用」のみならシンプルですが…

3つの働きを覚えておく必要があります。

「抗ヒスタミン成分」の3つの働き

抗ヒスタミン成分の作用は以下の3つです。

  1. 「抗ヒスタミン作用」:ヒスタミンの働きを抑制(抑える)する作用。

  2. 「抗コリン作用」:副交感神経抑制(抑える)作用。

  3. 「中枢抑制作用」:中枢の働きを抑制(抑える)作用。

1の抗ヒスタミン作用によってアレルギー症状を抑える働きでまだ理解しやすいです。


要注意なのは2の「抗コリン作用」です。


この働きによって排尿困難・口喝こうかつ・便秘を生じること、緑内障の症状が悪化させるなどの副作用が発
生することがあります。


また3の「中枢抑制作用」により眠気を生じるため機械の操作や車の運転に注意を要します。

抗ヒスタミン成分の主作用・副作用

さらに、登録販売者の試験範囲で理解しておきたいのが主作用・副作用です。

  1. かぜ薬・点眼薬・点鼻薬の主作用:「抗ヒスタミン作用」
  2. 催眠鎮静薬の主作用:「中枢抑制作用」
  3. 鎮暈薬ちんうんやく(乗り物酔い防止薬)の主作用:「抗コリン作用」「中枢抑制作用」

抗ヒスタミン成分=アレルギー症状を抑える薬という理解では不十分です。

「登録販売者試験」では薬の作用はもちろんですが「副作用」も重要視されます。

はじめに3つの作用を覚えて「主作用」「副作用」が何なのかまで理解を深めましょう。

まとめ

医薬品では「抗~薬」とか「~拮抗薬」「~阻害薬」など独特の表現が多く用いられます。

見落とすと逆の意味になるの注意が必要です。

ひっかけ問題だと言う方もおりますが単純に見慣れていないだけかもしれません。

過去問を反射神経で説いている方も多いですがしっかりと押さえておきたいポイントです。


また、リスク分類という医薬品の分類方法は登録販売者制度とともに作られた考え方です。

何に効く薬なのかも重要ですが、副作用の発生リスクによって登録販売者が販売できる医薬品の範囲を制限しています。

ややこしい副作用が多い医薬品ほど登録販売者試験での重要度が高いと考えて備えましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました