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薬剤師転職

【薬剤師転職】「調剤」高収入求人3つの注意点‼

転職のとき収入はどうしても気になりますよね!

でも…

業績が伸びていて人材が不足している⇒給料を上げて人材を集めよう!
人材が集まらない⇒しかたないから給料をあげて人材を集めよう⁈

前者なのか後者なのか見極めることが大切です。

例えば…

一般企業であれば地方に比べて大都市で働くほうが給料が上がります。

ところが…

薬剤師の求人を検索してみる逆の傾向にあります。

転職の際には「初任給」+「昇給の期待度」で判断することで将来の満足度が上がります!

そのために3つのことに注意しましょう!

①将来性から「仕事」を選ぶ

②視野を広げて「仕事」を選ぶ

③「薬剤師」の転職エージェントを利用すること

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将来性から「仕事」を選ぶ

年収の高い「調剤薬局」は要注意!

調剤薬局は「薬剤師」がいなければ運営できない性質上、年収が高い=業績が良いとは限りません。

給料が高い企業ほど情報収集を怠ってはいけません。

・「薬剤師」の確保が難しい地域は年収が上がる傾向がある!
・「薬剤師」の定着率が悪い企業は提示金額が高くなる
・「調剤薬局」と「ドラッグストア」の市場規模から将来を予想する!
・「調剤薬局」と「ドラッグストア」の占有率から将来を予想する!
・競合との差別化は?

1)「薬剤師」の確保が難しい地域は年収が上がる傾向がある!

都道府県別「薬剤師」年収ランキング ベスト10

順位都道府県平均年収(万円)
 1栃木623.6
 2福島607.9
 3三重596.3
 4広島590.8
 5香川583.5
 6兵庫581.5
 7静岡577.6
 8北海道574.4
 9島根569.6
10京都569.0
33東京517.6

※薬キャリ 職場ナビより引用

薬剤師平均年収第1位は栃木県の623.6万円

最下位は山口県の415.5万円

東京都は平均以下の517.6万円

2)「薬剤師」の定着率が悪い企業は提示金額が高くなる

・人間関係が悪い

・労働環境が悪い

・教育環境が悪い

このような理由から「薬剤師」の定着率が悪い企業では給料が高くなる

3)「調剤薬局」と「ドラッグストア」の市場規模から将来を予想する!

・厚生労働省の最新データでは、調剤医療費は約7兆7,129億円、薬局数は5万9,138件です。

・日本チェーンドラッグストア協会によると、2019年度の業界市場規模(総売上高)は約7兆6,859億円(対前年度比105.7%)。

・調剤医療費とドラッグストアの市場規模はどちらも7兆7千億円規模です。

「調剤薬局」の売上高ランキング(2019年度) ベスト10 

順位企業名売上高(百万円)店舗数
 1アインホールディングス263,7501,088
 2日本調剤231,001650
 3クオール153,221805
 4メディカルシステムネットワーク99,617416
 5スズケン96,439375
 6東邦ホールディングス96,124778
 7トーカイ45,124778
 8ファーマライズホールディングス40,417133
 9シップヘルスケアホールディングス27,050100
10メディカル一光22,89893

※薬キャリ 職場ナビより引用

「ドラッグストア」の売上高ランキング(2019年度) ベスト10

順位企業名売上高(百万円)店舗数
 1ウエルシアホールディングス868,2802,012
 2ツルハホールディングス841,0362,150
 3コスモス薬品684,4031,058
 4マツモトキヨシホールディングス567,8681,717
 5スギホールディングス541,9641,287
 6サンドラッグ427,499876
 7ココカラファイン400,6451,354
 8クリエイトSD319,588855
 9カワチ薬品316,249339
10クスリのアオキ300,173630

※薬キャリ 職場ナビより引用

4)「調剤薬局」と「ドラッグストア」の占有率から将来を予想する!

・「ドラッグストア」売上高上位10社の市場占有率は68.8%です。

・一方で「調剤薬局」売上上位10社の市場占有率は14.5%しかありません。

「調剤薬局」の占有率

調剤薬局売上 上位10社の市場占有率
※薬キャリ 職場ナビより引用

「ドラッグストア」の占有率

ドラッグストア売上上位10社の市場占有率
※薬キャリ 職場ナビより引用

5)競合との差別化は?

以前は「ドラッグストア」業界も中小企業・個人経営の「薬店」の構成が高く、現在の「調剤薬局」に近い状況でした。

このような変化は「法」の改正や生活スタイルの変化によって突然「爆発的」に起こります。

「調剤薬局」の性質上、品質・売価での差別化が難しい業態です。

近隣にライバル企業が出店した際に強みとなる武器があるのか想像してみる必要があります。

視野を広げて「仕事」を選ぶ

「薬剤師」はもともと所属していた業態で「転職」することの多い職種です。

意識せずに「調剤薬局」経験者は「調剤薬局」、DgS経験者はDgSになりがちです。

「調剤併設」のドラッグストアも検討する価値があります。

1)「調剤薬局」の求人はなぜ多いのか

・「調剤薬局」上位10社の占有率を店舗数で比較すると7.9%にすぎません。

・「調剤薬局」市場は中小企業・個人経営の比率が高い市場です。

・「ドラッグストア」市場と比較して「調剤薬局」市場は中小企業・個人経営が多ので求人数が多い。

2)「調剤薬局」の求人のみで検討していませんか?

・「ドラッグストア」と「調剤薬局」の売上高1位のウエルシアHDとアインHDの差は約3.3倍です。

・しかも、ウエルシアHDは調剤のみの売上高でも「調剤薬局」の売上上位10社に食い込む勢いです。

3)労働条件は変化する「調剤併設」店舗の変化

「調剤薬局」の変化

土日休み・残業無し・閉局時間が早いなどの労働条件のメリットから「調剤薬局」を検討されている方が多いですよね?

ところが時代の変化や競合との差別化で労働条件のメリットは減少傾向と認識しておくべきでしょう!

・医薬分業の推進で爆発的に増えた「調剤薬局」の店舗数はコンビニよりも多いと言われています。

・他との差別化として開局時間の延長、土日の営業を行う「調剤薬局」も増えています。

・在宅に対しての24時間対応お求められています。

ドラッグストアの変化

給料面でのメリットはあるものの、雑用が多く労働時間が長い、また土日休みがとりにくいイメージの「ドラッグストア」ですよね?

・「調剤」業務を強化したいが人件費の高い「薬剤師」の労働時間は抑えたいので2許可制の店舗が増えている。

・上場企業の構成比が増えているため、法の遵守や「働きかた改革」の推進が強く求められる。

※2許可制:1つの店舗を隣り合わせの「ドラッグストア」と「調剤薬局」にみたて各々で許可を取る事。

「薬剤師」の転職エージェントを利用しよう!

1)そもそも転職エージェントとは

・厚生労働大臣の許可を受けた人材紹介会社
・求職者に対して求人情報を提供
・条件交渉
・面接・入社日などの日程調整
・無料でサポート

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2)転職エージェントを利用するメリット

・求職者の適正を客観的に判断できる
・求職者が行いにくい条件交渉が受けられる
・非公開の求人を紹介してもらえる
・履歴書・面接のアドバイスが受けられる

まとめ

「調剤薬局」はコンビニよりも件数が多くすでにオーバーストアの状態です。

競合他社との生存競争や後継者問題、M&Aの激化も予想されます。

将来の状況を視野に入れ幅広い角度から選択することで成功の確率が上昇します。

多くの情報を収集するためには「転職エージェント」を活用してみるのもいいかもしれません。

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